道徳的直感

法律・権利は大切だろう。お互い自分の利益も守りたい。だが、人はたった一人でこの世に生きるわけではない。他者との繋がりの中にいる。誰かが欲張り過ぎたり、誰かが本来やるべきことを怠ったりして、全体を見失った時に大事な何かが壊れてしまう。僕の道徳的直感はこの問題に対して何かやはり違和感を残している。

訴えられることを恐れながら授業する先生達・入試業務に嫌気がさしている教授達・訴訟のスキを伺う詩人達・第一志望の過去問を解くことのできない子供達…

とにかくこのままでは良く無い。もちろん僕はこのblogの中で、自分の想いを吐き出させてもらっている。しかし、それだけでは酒場で同僚講師と管を巻くのと変わり無い。いろいろな立場の人がいろいろな意見を述べていくことで全体を少しでもよりよい方向に動かせたらいいと思う。blogというメディアはそういうことを可能とするものだと、ほんの少しの期待を持って、僕はこの文章を書いている。