入試制度改革

良きにつけ、悪しきにつけ、入試制度は国の形を作るひとつの要素であることは間違いないだろう。現状の入試制度はいったいどんな国の形を作っていくのだろう。

賛否両論の「ゆとり教育」を受けた世代がいよいよ大学受験に臨む時代となった。「生きる力」を唱い、学校では学習内容は削減され、体験学習、総合学習が行われている。しかし、学生生活のひとつのヤマとなっている大学入試の制度は、それに見合うだけの変化を起こして来たのだろうか? 「次の文章を読んで後の問に答えよ」「最も適当なものを選べ」式の「現代文」から抜け出してはおらず、学校教育を通じて育まれてきたはずの「生きる力」を問うような形の大学入試が行なわれているようには思えない。

例えば、このブログの中で提案してきた、「小論文・哲学の必修化」や「書き下ろしの文章集」についても、採点の手間などでなかなか実現するには大変なことなのだろう。しかしインターネット時代に即した著作権最優先の風潮を考慮すれば、大学入試の側も「生存中の作家の文章を切り取ってきて読ませて答えさせる」というスタイルに甘んじているわけにはいかなくなるだろう。

この著作権問題を大学入試改革のきっかけとしていくことはできないか?

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http://d.hatena.ne.jp/phenotex/20060201

【入試制度改革・現状の問題点について述べているblog】


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